2月13日の報道によると、イスラエル当局は、機密情報を利用してPolymarket上で軍事行動に関連する取引を行った疑いのある2名を逮捕しました。逮捕されたのは予備役軍人と一般市民の計2名です。イスラエル国防省、国内安全局シンベット(Shin Bet)、警察の共同声明によると、両者は機密情報を取得して賭けを行った疑いで、検察官は安全保障犯罪、贈収賄、司法妨害の容疑で起訴しています。
報道によると、その予備役軍人はシンベットに雇用されていたとのことです。この逮捕事件は、予測市場の潜在的な安全リスクを改めて浮き彫りにしています。今年初めには、Polymarket上で複数のインサイダー取引の事例が注目を集めており、例えばあるユーザーがベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が米軍に拘束される数時間前に賭けに成功し、約40万ドルの利益を得たケースもあります。
イスラエルの国営通信社は、「ricosuave666」というアカウントが2025年6月にイスラエルのイランに対する軍事行動を複数回賭け、その利益は15万2300ドルを超え、「イスラエルが金曜日までにイランに対して軍事行動を取る」との賭けが12万8700ドル以上の利益をもたらしたと報じています。逮捕された人物とこのアカウントとの関連性については、現時点では不明です。
イスラエル国防省は、機密情報に基づく賭博はイスラエル軍の行動や国家安全保障に実質的な脅威をもたらすと強調し、軍や安全保障機関はこの種の行為を引き続き追跡すると述べています。世界各国の立法者も、予測市場が悪用される可能性に懸念を示し、市場の信頼性を損ない、公共の信頼を弱める恐れがあると指摘しています。
逮捕された軍人の弁護士は、ブルームバーグに対し、起訴状には欠陥があり、国家安全保障を脅かすとされた容疑は取り下げられたと述べました。それにもかかわらず、今回の事件は、敏感な情報漏洩や取引行為の間に潜む安全上のリスクを浮き彫りにしており、今後の規制や法的な関心を引き起こす可能性があります。