マイアミで開催されたカンファレンス「コンセンサス」で、シティの幹部ライアン・ラッグは、トークン化された資金の取り組みは、銀行間でシームレスに機能するリアルタイム決済を法人クライアントが求める中で、大きな制約に直面すると警告した。彼の発言は、断片化した暗号資産システムが過去に銀行部門で起きた問題を再び繰り返す可能性への懸念を浮き彫りにしている。
トークン化の課題
ラッグの発言は、暗号資産の導入における核心的な緊張関係を裏づけている。すなわち、トークン化された資金の取り組みは決済インフラを近代化することを目指している一方で、クロスバンクの相互運用性とリアルタイムの決済能力に対する企業の需要に応える必要がある、という点だ。ラッグは、同カンファレンスでの評価として、現行システムの断片化がこれらの要件を満たすうえでの障壁になっていると指摘した。