ブルームバーグのデータによると、ブラックロックのiシェアーズ MSCI 韓国ETF(EWY)は7月15日に11億ドルの資金流入を集めた。前日も8億1400万ドルの過去最高水準の単日流入を記録しており、今回の増加はそれに続く形となる。今回の急増は、SKハイニックスの新規上場となった米国ADRからの資金シフトを反映している。SKハイニックスのADRは、韓国上場株に対して大幅に27%のプレミアムで取引されている。
EWYの保有銘柄のうち約4分の1がSKハイニックスであることから、このETFは、ADRの価格差による影響を避けつつ、メモリーチップメーカーへのエクスポージャーを海外投資家が得るための重要な手段になっている。プレミアムが残っているのは、ADRの転換メカニズムが月末まで制限されたままだからだ。投資家は現時点では、ADRと韓国上場株との間で裁定取引を行えない。年初来でEWYは63億ドルの資金流入を積み上げており、資産は180%超と急増して約230億ドルになっている。