金先物は5月10日の米東部時間午後2時23分時点で、1トロイオンス当たり$4,111.20と0.71%下落した。これはCMEグループのCOMEX取引所データによるもので、8月渡しの取引契約(GCQ6)を対象としている。下落は、トランプ米大統領(Donald Trump)がイランとの停戦が終了したと宣言したことを受けて起き、米国債利回りが急騰した。利息を支払わない金は、紛争激化の可能性に関連するインフレ懸念のなかで投資家が固定金利の市場でより高いリターンを求めるため、債券利回りが上昇すると下向きの圧力がかかりやすい。
トランプ、イラン停戦の終了を宣言
トランプ(Donald Trump)は5月10日にTruth Socialのアカウントで、イランが繰り返し米国との交渉を求めていたと投稿した。「合意したが、米国は停戦が終わっていることを彼らに断じて明確にした」とトランプは述べた。この発表は米国の取引時間中に行われ、直ちに金融市場へ影響が及んだ。
株式市場が揺れる中、国債利回りが上昇
トランプの発言を受けて、米国債(US Treasury)利回りは上向きに動いた。一方で株価指数は当初損失を広げた後、この日の取引後半にプラス圏へ回復した。株式が方向転換する局面でも、国債利回りは上昇基調を維持した。債券市場がより高い利回りを求めたのは、イランとの紛争が再燃する可能性に起因するインフレ懸念を反映している。
TDセキュリティーズのアナリストが貴金属に対する投資家の躊躇を指摘
TDセキュリティーズ・アナリスト(TD Securities Analyst)で、コモディティ・ストラテジー部門グローバル責任者のバート・メレックは、価格変動を米国とイランの緊張の再燃により説明した。「投資家は、現時点で金や銀を保有しようとはしていない」とメレックは述べた。金が無利子資産であることは、高金利環境では相対的な魅力を弱める。固定金利の有価証券が競争力のあるリターンを提供するためだ。
FAQ
5月10日に金先物が下落した原因は何ですか?
金先物は、トランプ大統領(US President)がイランとの停戦の終了を宣言し、それにより米国債利回りが急騰して無利子資産としての金の相対的な魅力が低下したことを受け、1トロイオンス当たり$4,111.20へ0.71%下落しました。
トランプのイランに関する発言を受けて国債利回りはどう反応しましたか?
米国債利回り(US Treasury)は、トランプ(Donald Trump)が5月10日にイランとの停戦が終わったと伝えたことを受けて上昇しました。これは、紛争再燃によるインフレ懸念や、債券市場でのより高いリターンへの需要増を反映しています。