Business Insiderによると、「グラン・ショート(The Big Short)」のモデルとして知られる投資家マイケル・バリーは最近、エヌビディア(NVDA-US)、テスラ(TSLA-US)、半導体ETF(SOXX-US)に短期売りのポジションを新たに設けた。7月9日のSubstack投稿でバリーは、AI投資における根本的な矛盾を警告し、「ハイパースケールのクラウドサービス提供企業は、需要の恒久的な成長を主張している一方で、大規模な設備投資はわずか3〜4年で終わると示している」と述べた。これは両立しない2つの立場が同時に存在することだという。
バリーは、エヌビディアには高値を維持するために、AIチップの需要サイクルが際限なく続く必要があると論じた。しかし、AI計算のボトルネックが解消されれば、売上の反復が起きる確率は低下し、マージンへの圧力が強まるという。さらに、クラウドサービス提供企業は大きなフリーキャッシュフロー(FCF)圧力に直面しており、会計上の利益が、減価償却期間の延長によって一部支えられているとも指摘した。バリーは、市場が期待する「第3のドア」シナリオ――AI需要が無限に拡大する一方で資本支出が減少する――を退け、「第三のドアはない」とはっきり述べた。