ゲート・ニュースのメッセージ、4月16日――テキサス州の送電網運用者ERCOTは、人工知能(AI)データセンターと人口増加が前例のないエネルギー消費を引き起こし、電力需要が2032年までに4倍に膨らむ可能性があると警告した。最大電力需要は2032年に367,790メガワットに達する可能性があり、2023年8月に記録された過去の最大値85,508メガワットと比べて大きく上回る。AIデータセンターは、この見込まれる増加の60%超を占めると見込まれており、約300基の新しい原子炉に相当する発電能力が必要になる。
Microsoft、Google、Oracleなどの主要テクノロジー企業は、エネルギー供給事業者と長期の電力契約を結び、「自家供給(self-supply)」の電力取り決めの時代に入っている。Microsoftは、テキサス州で2,500メガワットの天然ガス発電所について、ChevronおよびEngine No. 1と独占交渉中だ。OracleはBloomと最大2.8ギガワットに関する燃料電池の供給契約を締結し、またGoogleはAESおよびTotalEnergiesと長期の電力確保と、共同設置による発電の取り決めを確保している。トランプ政権の「Ratepayer Protection Pledge(料金支払者保護の誓約)」は、大規模なテクノロジー企業に対し、データセンターのエネルギーとインフラの全コストを負担することを求めており、公共の送電網から追加負荷を引き出すのではなく、「自前の電力(bring your own power)」のモデルを事実上義務づける内容になっている。
ErcotのCEO、Pablo Vegasは成長の前例のない規模を認めたものの、一部のアナリストは、送電網の系統連系能力、送電インフラ、設備の納期、そして電力の価格の手頃さといった制約を踏まえると、見込まれる需要が達成可能かどうかに疑問を呈している。自家供給される電力インフラへのシフトは、発電企業、原子力・天然ガスの資産保有者、分散型エネルギー提供事業者、そして電力系統技術のサプライヤーにとって大きな機会を生み出すと見込まれている。