USD/JPYは162円で横ばい。米国のPPI下落が原油価格上昇を相殺

16日の午後、東京の外国為替市場でUSD/JPYは横ばいとなり、16日午後2時40分時点で162.122円で取引された。前回セッションから0.01%上昇した。米国とイランの間で攻撃が激化し、それに伴って国際原油価格が上昇したことで、日本の貿易収支が悪化するのではないかという懸念が広がり、円売り・ドル買いが進み、当初は一時的に上昇した。だが、6月の米生産者物価指数(PPI)が0.3%下落したことで、下方向の圧力がかかった。下落幅は14カ月で最も大きく、FRBの早期利上げ観測が冷えた。片山さつき財務相は、必要に応じて外国為替に関して適切な措置を取る政府の用意を改めて述べた。

原油高が貿易収支懸念から円に圧力

東京時間の取引で、USD/JPYは国際原油価格の上昇—米国とイラン間の攻撃が続く中—を背景に、当初はわずかに高く始まった。米国・イランの停戦合意文書(MOU)締結前にみられた水準まで戻ったものの、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物はアジア市場で一時1バレル80ドルを超えた。原油価格の上昇は、日本の貿易収支が悪化し、円売り・ドル買いにつながるとの期待を押し上げた。その後、指標は反転し、162円の水準が意識される展開となった。

6月の米生産者物価指数が0.3%下落

前夜発表された6月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を下回り、ドルにいくらか下押し圧力を与えた。米労働省によると、ヘッドラインのPPIは前月比で0.3%低下した。これは、昨年4月以来となる14カ月で最大の下落幅。結果は市場予想の0.0%を下回り、FRBが見込まれていたより早く利上げするのではないかという思惑を抑えた。

財務相が為替介入の準備を再確認

日本当局は為替レートに関連する見解を発表した。16日に国会で答弁した片山さつき財務相は、円の構造的な弱さについての質問に対し、「日本経済の国際競争力を高めることが、最終的には円に対する信頼の維持につながると考えています」と述べた。さらに、政府の従来の立場を繰り返した。「必要に応じて、為替に関して適切な措置を取る用意があります」。

一方、EUR/JPYは0.02%下落して185.91円、EUR/USDは0.04%上昇して1.14677ドルとなり、ドル・インデックスは0.01%上昇して100.502だった。

よくある質問

16日にUSD/JPYが横ばいだった要因は何ですか?
USD/JPYは16日午後2時40分時点で162.122円で取引され、前回セッションから0.01%上昇した。米国とイランの緊張によって原油価格が上昇し、それが日本の貿易収支への懸念を高めたことで、通貨ペアは下支えされた。もっとも、6月の米PPIが0.3%下落(14カ月で最も大きい下げ)したことにより、早期のFRB利上げ観測が冷え、ドルには下方向の圧力がかかった。

米生産者物価指数はドルにどのように影響しましたか?
6月の米PPIは前月比で0.3%下落し、市場予想の0.0%を下回り、前年4月以来で最大の下落となった。市場予想を下回る結果は、FRBが予想より早く利上げするとの思惑を弱め、円に対するドルにいくらか下押し圧力を与えた。

為替介入に関する日本の公式なスタンスは何ですか?
片山さつき財務相は16日の国会で、日本の国際的な経済競争力を強化することが、円に対する信頼の維持につながると述べた。さらに、必要に応じて為替について適切な措置を取る政府の用意があることを繰り返した。

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