7月23日付でMirae Asset Securitiesによると、サムスン電子とSK Hynixの株は、2027年後半にかけて予想されるNANDフラッシュメモリの価格下落懸念を背景に、最近急落した。TrendForceは、TLCおよびQLCのウエハー契約価格が、2027年第3四半期に9.4%、第4四半期に15.4%それぞれ下落すると予測している。要因としては、サムスン、SK Hynix、Kioxiaによる能力増強(設備拡張)により供給が増えることが挙げられる。
一方でMirae Asset Securitiesのアナリストは、NANDの懸念は概ね織り込み済みだと主張しており、相殺要因としてD-RAMの底堅さが続いていることや、AIインフラへの投資が継続していることを指摘している。D-RAMの価格は40取引日以上上昇しており、過去最高値に近づいている。さらに、HBM4の価格は2027年までに前年比で2.5倍に上昇すると見込まれている。GoogleおよびAmazonの受注残はそれぞれ92.6%と49.2%増加しており、AI向けの設備投資(capex)の勢いが継続していることを示している。株価評価(バリュエーション)が魅力的になってきたことから(サムスンの12か月先予想PBRは1.8倍、SK Hynixは4.4倍)、アナリストはメモリ半導体の保有を増やすことを推奨している。