商品先物アナリストによると、COMEXの金は0.07%下落して7月15日に1オンスあたり4,066.9ドルで取引を終えた。一方、上海金先物は0.03%上昇し、1グラムあたり887.42元となった。これらの動きは、米国のインフレ指標と中東情勢の緊迫化による相反するシグナルを反映した。
米国の生産者物価指数(PPI)は6月に前月比0.3%下落し、市場予想の据え置きを上回る結果となり、2025年4月以来の最大の下落を記録した。前年同月比のPPIは5.5%で、5月の6.0%から低下し、インフレ圧力の鈍化を示した。これにより、米連邦準備制度(FRB)の利上げ観測が後退し、金に一定の支えを与えた。もっとも、地政学リスクは依然として高かった。Reutersによると、米国は、海軍による封鎖を再実施した後、イランの沿岸防衛施設に対する軍事攻撃を強化した。一方イランは、地域のエネルギー輸出を削減すると脅し、この紛争を「国家存亡のための戦い」と位置づけたため、市場のリスク心理に重しとなった。